2025年6月 相談テーマご紹介

みなさん、こんにちは!6月はご相談件数が急に増え、慌ただしい毎日を過ごしました。そんな中でも一件一件、丁寧に向き合い、スピード感を持って対応できるようになってきている今日この頃です。新たな分野として、相続コンサルティングのご依頼も頂き、気を引き締めて取り組みたいと思っています。この後ご紹介する事例は、個人が特定されないよう一部内容を変えていますので、ご了承ください。

早期リタイアしても大丈夫?

定年退職が見えてきた50代後半、責任感が強く、労働時間が超過するご主人の身体が心配。これから夫婦でいろんなことがしたいけど「早期退職しても大丈夫なのか?」見通しが持てれば選択肢が広がります。「働き続けないと暮らせない」という不安から解放されるだけでも心が休まります。年齢を重ねていくと実感しますね、心と身体の健康が大事だと。そして経済面の健康診断をするためにもライフプランニングはお役に立てると実感しています。

既に盤石な体制が確認できた事例ですが、お金を上手に使いながらも安定性を増すための仕組みづくりを実施していく予定です。

遺産分割案を2年前から考えている

ご主人が作成した遺産分割協議書、これは自分が亡くなった後のことを考えて作成したとのこと。家族のことを思い、何度も書き直していました。ご高齢にも関わらず、独自で資産一覧を作成したり、生命保険に色々と入ったり、子どもたちにも話をしているとのこと。でも悩みは尽きない。。「相続税が心配で、お金を使えない」とのこと。そんな状況でのご相談となりました。

受取人が孫やお嫁さんになっている生命保険がありましたが、相続発生後の手続きや税金面のデメリットをお伝えし、生前贈与に切り替えて頂きました。年間100万円を相続人ではない方にあげて、好きに使ってもらう。生前に喜ぶ顔が見られて、お互いにハッピーですね!

税理士さんに相続税試算サービスを実施して頂き、そのデータを元に分割案を一緒に考えます。もちろんご夫婦のご意向が最優先です。ご夫婦で築かれた財産です、好きに使っていいし、遺さなくたっていい。一番の相続税対策は元気なうちに使うことです!!賃貸物件や自宅のリフォーム、快適な暮らし、家族と過ごす時間に使って下さい。使っていい金額が分かれば安心です。

とは言っても不動産が多数ある場合、納税資金の確保は大事です。小規模宅地の特例や配偶者の税額軽減などの制度、生命保険の非課税枠や受取人の設定方法などを説明、二次相続も見据えた分割案を一緒に考えています。分割案が決まったら、子どもたちとの家族会議です。その後、司法書士さんにお願いして、公正証書遺言を作成予定。ご主人の長年の不安は解消され、長生きしてくれること間違えなしですね!!

土地代金、預金かローンか迷ってる

住宅メーカーがどんどん話を進めてくれてるけど、お金の知識がなくて心配で仕方ない。そんなご依頼での相談開始。初回相談の段階で、近々に土地を預金で一括購入予定とのこと。手元資金がなくなってしまう不安がある💦「払えるけど、払わずにローンで対応」という選択肢をメリット・デメリット含めてご案内。疾病保障付き住宅ローンでの借入を検討すべく、事前審査を実施。順番が逆になりましたが、次からはライフプランニングや預金を活かす資産運用など、通常の流れで理解を深めて頂き、仕組みづくりをしていきます。

早めに答えが欲しい場合は、ご依頼時にお知らせください。長年の相談経験に基づきつつも、部分的なアドバイスとなりますが、大きな決断前の参考になると思います。落ち着いたところでその答え合わせをしていければ安心につながっていくことと思います。

新生活のために障害年金を申請しよう

新婚さんがライフイベントを進める際、独身時代と違って二人の協力が必要です。なんとなく働いて使っていたお金について、真剣に考えるタイミングですね。そして必要な時には、社会保障制度の活用も大事です。体調を崩し、傷病手当をもらったあと退職。回復しつつあるものの、今後の暮らしやお金の心配が尽きない中、ライフプランニングを実施。真剣に考えたからこそ、出てきた答え。障害年金を申請しよう!!ずっと払ってきた社会保険料、必要な時にはちゃんと役に立てていきたいですね!

まとめ

今月を振り返ると、まだまだ様々なご相談がありました。一つとして同じものはない。様々な人間模様に想いを寄せながら、FP6分野の専門知識をフル活用して、課題解決に向かっていく。学びは尽きません、ありがとうございます!