こんにちは!みんなの知恵袋FPoffice結いの鈴木幸子です。
近年、働き方が多様化してきていて、フリーランスを選択される方も増えている印象です。
企業に雇用されている場合とフリーランス、大きく違う社会保障について確認されたことはありますか?
残念ながら日本では、とても充実した社会保障制度がありながら、学校教育での周知がないため、
知らないままに社会に出る方がほとんどです。20年前の私もその一人でした。。
それでも、雇用されていれば、強制加入の保険もあるため、ある程度の生活設計ができていました。
ところが今、フリーランスが増えることによって長期的な心配が、私にはあります。
20歳以上の国民全員が加入する国民年金、こちらの掛金を480か月払ってもらえる年金が年78万円。
手取り月6万円以下です、、これ以外はすべて、自分で備える必要があります。
ご夫婦で12万円で、仕事を辞めた老後の暮らしを続けていく、という事実。
「知らなかった」では済まされない現実があるのです。
幸いなことに、フリーランスの老後への備えについては、税制優遇がされています。
国民年金基金、または国民年金の付加年金、iDeCo制度や小規模企業共済、といった制度。
すべて売上の一部を積み立てていくような制度です。
そして組み合わせることで、年間約165万円を必要経費として計上できます。
つまり、課税所得が減り、所得税や住民税が減る、と言うことですね!!
「税金を納める前に、自分の退職金や年金を準備しましょう」ということ。
実はこういった制度を計画的に活用していくことで、サラリーマン以上の準備ができます。
フリーランスこそ、税制や社会保障などをしっかり学ぶことで、自分らしい将来設計ができます。
自由だからこその責任を認識し、充実した人生設計をして欲しいと願っています。