ふるさと納税って節税できますか?

こんにちは!みんなの知恵袋 FPoffice結いの鈴木幸子です。

2008年から始まったふるさと納税制度、最近ではよく話題になりますね。

その際の勘違いとして、「ふるさと納税は節税である」という認識があります。

実際には、節税にはなっていません。むしろ2000円の自己負担があります。

所得税の申告が年末調整だけ、確定申告をしない方であれば、ワンストップ納税制度が使えます。

その場合、自分が居住する地域以外に寄付をすると、翌年の住民税から引かれるという流れ。

引かれる金額は寄付金額から2000円を引いた金額が上限です。

結果的に翌年の住民税が減るので、節税できた勘違いをしてしまうんですよね、、



じゃあ、なんでみんなやってるの?人気なの?

それは「寄付した金額の上限3割相当のお礼の品が届くから」です。

ふるさと納税は節税ではなく、「お得な納税制度」なのですね!!

お得な制度ならやってみよう!という方も多いかもしれませんね。

そこで早速、実践編!!

今年の住民税の合計額はいくらですか?

ふるさと納税は、来年納める予定の住民税の20%を上限に、今年中に納税する制度。

そのため、来年の住民税の概算を把握しなくてはいけません。

今年6月から納めている住民税は、昨年の収入から計算されています。

そのためもし、昨年と今年の年収があまり変わらず、

扶養控除などの所得控除も変化がなさそうだった場合、来年の住民税も今年と近くなるはず。

そして、今年納めている住民税の20%を上限に、今年のうちにふるさと納税してください。

上限を超えた納税は「ただの寄付になってしまう」ので、気を付けてくださいね!

上限額が分かったら、あとはインターネットサイトで納税が可能です。

ふるさと納税専用のサイトや、○○市場などの一部がふるさと納税用になっているサイトもあります。



最近では、旅行先でそのまま納税できる仕組みも出始めたようですね。

その場で納税して宿泊費に充てたり、観光チケットにするなど

各市町村で、様々なアイデアで地域をアピールしてくれているので、楽しい納税です。

FPとしては、皆さんが税金に興味を持つきっかけにもなった制度なので、お勧めしています☆