みなさん、こんにちは。早速、先月の相談テーマをいくつかご紹介しますね!
自作したキャッシュフロー表、合ってる?
「キャッシュフロー表を作ったので、それが合っているのか確認して欲しい」ここ最近のお問合せが増えている内容で、FPとしてはワクワクするご相談です。会社の規約で退職金や企業年金の具体的数字を試算したり、公的年金の給付額を確認したり、ご相談の時点で既に、一定の知識と情報を持っていらっしゃるので、より具体的で実用的な情報提供とライフプランニングが可能だからです。時には読み解き方が違う場合などは、一緒に資料を読み込みながら正解を導き出すなど、ひとつずつ進めています。そして”納得感のあるキャッシュフロー表”が出来上がるという流れ。「やっぱプロに見てもらうと安心だ、分かりやすかった」などと感想を頂くと嬉しいものですね!
情報提供のキーワードとしては「退職所得控除」「雑所得」「公的年金控除」「加給年金」「繰上げ・繰下げ受給」「健康・介護保険」など、聞いたことはあるけど、自分たちにどう関係してくるのかがイマイチといった内容が多いです。キャッシュフロー表を作りながら、必要に応じて情報提供をしていくので、自分事として理解しやすく、好評です!
セカンドライフのために備えていたものを整理したい
年度替わりのため、定年退職やその後の雇用継続、転職などに伴うライフプランニングのご依頼が増えました。若い頃からセカンドライフのために備えていた様々な資金、会社もあれば自分自身でも色々やってきたけど、それを一つの資料としてまとめたい、整理したいというご要望。
公的年金をはじめ、退職金や企業年金を調べたり、資産運用状況、民間の保険で備えた終身保険や個人年金保険の内容を整理するお手伝いをします。次は、それぞれの取扱いについて知識習得を行い、自分たちに合った形でライフプランニングに活かして行く選択肢を検討します。ライフイベントが変わればプランも変わりますので、伴走型FPとして今後もサポートしていきます。
相続財産の把握と分割案
土地活用として賃貸マンションを建て、賃貸業を営むご家族。70代後半、そろそろ笑顔相続に向けた準備が必要です。現段階での相続財産評価を税理士に試算して頂き現状把握。もちろん税制は今後も変わることはお伝えしています。そして相続人となる方の生活状況や今後の関わり方、託したい思いなどを整理していきます。まずはざっくばらんに今までの家族との暮らしや想いを話して頂くと、自然と次世代への想いを語ってくださるのかな、と思います。
相続税対策でマンションを建てたものの債務はあと数年で終了、不動産は分けられない財産として相続人を悩ませます。立地も良く収益は今後も上がりそうですので、家族の豊かな暮らしに活かせそうですが、どうしたらいい?財を築いたご本人が、遺言というカタチでどのように相続して欲しいか、ほかの相続人への配慮も忘れずに、方向性を決めておく必要がありますね。
相続税は税法、遺産分割は民法、不動産活用は様々なアプローチがある、FPだけでは示せない選択肢も多いので、まだまだ勉強中ですが、相談者に寄り添いながら、専門家の力を借りて一緒に考え、最適解を出していくお手伝いを続けていきたいと思っています。
FPがなぜ、相続に関わるのか?
それは、ライフプランニングと密接な関係があり、すべての方に訪れる出来事だから。そして民法・税法・不動産・金融・各種手続きの煩雑さは、何気ない日常を大きく変化させることもある。FPならではの知識欲と寄り添いたい思いがあるから、放っておけないんです。幸いにも相続コンサルティングを35年以上前からやっている方の研修に参加、塾生として迎え入れて頂いています。私で足りないこともあるからこそ、大ベテランへのホットラインを備えて皆様のご相談をお待ちしています。