FP相談のセカンドオピニオンは必要か?

みなさん、こんにちは!FPoffice結い代表の鈴木幸子です。今回は、”FP無料相談のセカンドオピニオンについて、行った方が良いのか?”その必要可否を判断できるように、判断基準をご紹介致します。

□ライフプランソフトを利用しているか?

無料セミナーからの相談会や保険営業マンが使うFPソフトは簡易的なものが多く、今までセカンドオピニオンでいらっしゃった方の資料を見せて頂くと、ご本人も理解していないことが多いです。場合によっては、口頭とイラストで済まされることもあるそうで、残念です。だからこそ、弊社にお越し頂くのだと思いますが。。

弊社では、発売から27年の歴史がある「FP名人」という有料ソフトを利用しています。時代の変化に合わせて随時、情報のアップデートが行われ、全国のFPからの要望を取り入れ、常に進化しているソフトです。最近ですと、児童手当の変更がすぐに反映されていて感心したところです^^年末には123万円の壁なども反映されると思います。

そして、そのソフトをTVモニターに投影し、ライフプランニングをしながらリアルタイムで情報入力、顧客が内容を理解しながら、複数パターンのシミュレーションを確認、納得感のあるキャッシュフロー表の完成を目指します。

最近では、ご自身でエクセルなどを使って作成、お持ち頂く方もいらっしゃいます。そちらを参考にしつつ、年金・税金・社会保険や民間保険・NISAやiDeCoなど、専用ソフトだからできる、より具体的な情報提供を行い理解を深めて頂いています。

□ライフステージに合わせた情報提供がされているか?

こども何人欲しいですか、教育プランは?家はいつ頃欲しいですか?など、通り一遍の情報収集をすれば、キャッシュフロー表をすぐに出来上がります。ただ一番大事なのは”その数字にリアリティがあるか?”です。そのためには生活に密着した税制や社会保障、NISAやiDeCoなどの情報をライフステージに合わせて獲得する必要があります。

「本当はそれが心配だったんです!」質問が思い浮かばないだけで”本当は知りたいこと” 色々ありますよね^^

例えば、産育休の取り方や手当の額、いつ頃入金されるのか?それに伴って、家計収支はどうなるのか?手当は非課税ですから、もしかして配偶者の所得税法上の扶養親族になれるかも!保育料の決まり方etc挙げればきりがありませんが・・

あるいは、公的年金や企業年金のもらい方によって、税金や社会保障費の負担が変わるけど、どのくらい違うの?どっちの方が自分たちのライフプランには合っているの?退職後、起業したら年金額に影響があるの?世帯分離ってなに?etc

ライフステージに合わせて、明日の暮らしに役立つ情報ばかりですが、誰に聞いていいかわからないお金のこと。思いつく限り質問してみてください!!誰よりも私自身が一番興味があるので、分からなければすぐに調べます。調べ方はプロです(笑)

主には共有しているTV画面で、ネット検索を行いますが、国税庁や厚労省など、情報の出所には配慮しています。必要な際には印刷してお渡ししています。今年の税制改正に関してもですが、毎年どんどん内容が変わっていきますので、最新の内容を提供できるように日々、私自身のアップデートも行っています。

□課題の共有・議事録など、進捗管理はされているか?

初回相談では、「なにを相談したいかわからないけど、不安」という方が多くいらっしゃいます。漠然とした不安は、どうやったら解消するのか?まずは、思いつく課題をお伝え頂き、その課題解決に必要な相談は何なのか、をご理解頂くところから相談は始まります。

不確実な未来に対してライフプランニングをしますので、CF表作成における前提条件や、どういった情報提供がされたのか、あとから振り返る上で大事な情報です。私自身も、複数回の相談や時間が経つと忘れることも多いため、”記憶より記録”を大事に、最近はAIに頼った議事録作成も行っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?FP相談はカタチのないサービスでありながら、将来を大きく左右する影響力があります。

どんな人生を歩みたいか、そのための働き方やお金との付き合い方、社会の仕組みを知り、どう活かして行くのか?”知らないリスク”を最小限にするためにも、FP相談のクオリティへのこだわりを持って、相談相手を決めて頂くことをお勧めします。