みなさん、こんにちは!やっと秋らしい天候になり、過ごしやすくなってきました。寒暖の差が激しい中、体調を崩される方も多いようです、また脳梗塞や心筋梗塞なども増える時期、生活習慣に気を付けたいですね。それでは9月のテーマ紹介です、内容は一部変更、今までの相談事例も織り交ぜて、ご紹介しますね!
離婚後の生活設計をしたい
最近多くなってきたテーマです。私自身が5年前に離婚していることもあるのか、公表してるわけでもないんですが、引き寄せてるんでしょうかね(笑)結果的に、体験を通した親身なご相談になることが多く、ご相談者からの支持を得ることができており、良かったです☆
以前に比べて、日本の子育て支援は着実に増えており、より良い生活環境を手に入れることができているように思います。経済的理由で離婚を思い留まることなく、自分自身や子どもにとっての最善を選択できる時代になっているのかな、と思います。
国の基本政策として、1子育て・生活支援、2就業支援、3養育費確保等支援、4経済的支援があります。親が一人で悩まないように、経済的に困窮しないように、様々な制度がありますので、まずは知ることが大事ですね!
分かりやすい支援としては、経済的支援です。幼い頃は児童扶養手当や医療費助成制度があります。更には給付型奨学金は、学費免除だけでなく、一人暮らしの生活費までもらえます、返済不要です。学ぶ意欲がある子どもが、経済的理由で進学できない、といったことが無いように支援してくれます。
更には、就業支援などもありがたい制度ですね、子育てが終わっても自分自身の暮らしはまだまだ続く。ならば、やりがいを感じられる仕事を見つけたり、スキルを磨いたり、様々な情報に触れ、自分自身の将来を思い描くことも大事なこと。
FP相談では、将来の働き方や子育て支援に関する制度の説明、教育費や老後に向けた資産形成の選択肢、生活保障のことなど、知っておくと役に立つ情報をお届けし、自主自立に向けた見通しを立てるお手伝いをしています。まずは、お金の見通しを立てること、一度、ご相談にお越しくださいね。
賃貸か、戸建て&マンション所有か?
ご夫婦で暮らし方に関する価値観の違いが生まれることがあります。特に共働きが多い昨今、それぞれのお金を使う優先順位、つまり価値観が違うことによって、今後の暮らし方が大きく違ってくることがあります。理由は様々ですが、FP相談でシミュレーションできるのは、住宅コストの部分です。賃貸と言っても子どもの成長に合わせて部屋を広くしたり、学校の近くを選んだり、コストは変化していきますので、そのシミュレーションが必要です。持ち家は住宅ローンだけでなく、固定資産税や修繕費なども計上しつつ、ローン完済により老後のコストは抑えられます。住環境という点での生活レベルの違いも考慮する必要があります。
最終的な答えはご夫婦の中にありますので、FP相談をすることによって、第三者からの質問に答えたり、改めて自分自身の意見をまとめ、発言することによって、相互理解が図られる機会となります。キャリアプラン、暮らし方、お金の優先順位、税制や社会保障・資産形成に対する理解度、様々な要因を整理し、最終的な方向性を決めるお役に立てれば幸いです。
親族の土地に家を建てる際の注意点
コロナ禍以降、物価高が続く建築資材や人件費も高騰、住宅取得のハードルが高くなっています。そんな中、実家の土地に建てれば、建物や外構費だけで済むので検討する方も増えてきているのではないでしょうか?相続税対策の一つとして、実家を建て替えて同居するという選択肢もありますが、若夫婦だけで、実家の空いている土地に家を建てさせてもらう場合もあります。
実家の庭に家を建てさせてもらう場合、色々と注意点があります。建物購入のための住宅ローンを組む際に、その建物だけでなく、実家の土地と建物もすべて担保にすることになります。簡単に言えば、ローン返済ができなくなった場合、自宅と実家と土地全て、失うことになります。これを避けるためには、自分たちが建てる部分の土地を測量し分ける”分筆”をする必要があります。所有者は父親だったとしても、実家が建っている土地を担保にする必要はなく、ご両親としても安心ですね。
年月が経過し、土地所有者のお父様が亡くなった場合、相続が発生します。相続では、父親の財産を相続人である配偶者や子供たちで分けることになります。生前にお父様が遺言で、自宅が建っている土地は家主に相続させる、と書いてくれてたら安心ですが、遺言が無ければ、遺族全員での遺産分割協議が必要になります。持ち主が居ない中で話し合って分けるって、ストレス掛かりますね。自宅の土地は、家主が相続できるでしょうか?その時が来るまでわかりません、遺言、書いてほしいですね。
夫婦仲が悪くなり、離婚が発生したらどうなるでしょうか?住宅ローンの条件は、債務者が居住することと、担保提供者が親族であることが必要です。債務者は離婚して別で暮らす、担保提供者は第三者になってしまった場合、銀行への相談も必要ですね。銀行はローンを返してくれていたら良い、と判断するかもしれませんが、住まない家にお金払い続けられるか、疑問です。結果的に売却を検討する際、担保提供者の父親が脳梗塞で倒れるなど、意思表示ができなかった場合、売却のための手続きも滞ります。
将来の不確実性にも対応できるよう、親族の土地に住宅ローンで家を建てる際には、慎重な計画が必要だな、と思う今日この頃です。
まとめ
FP業の中で一番長く携わっているのは、住宅購入相談です。最近になって相続に携わる機会が増えたことで、”ゆりかごから墓場まで”の備えを、より慎重に相談に乗っていく必要性を感じています。社会も人の心も価値観も、不確実なことだらけですね。それでも人は未来を選択して生きています。その選択が人生を大きく狂わせないように、その時最善、正解だったという人生を歩むお手伝いができれば幸いです。ちょっと堅苦しくなっちゃいましたね、ではまた!!