NISAから新NISAへの移行、注意点は?

こんにちは!
みんなの知恵袋FPoffice結い代表の鈴木幸子です。

今回は、新NISA制度への移行時に、押さえておきたい情報をまとめました!

現行NISAと新NISAは併用できる

今年までのNISA口座で保有している商品は、非課税で保有を続けられます。

つみたてNISAは買付から20年、一般NISAは5年ですね。

その後は、課税口座に移管して運用を続けるか、売却して利益確定。

新NISAに移管はできない点が残念なところですが、売却して新NISA口座で再投資すれば問題なし!

新NISA口座は自動で作られる

現行NISA口座がある方は、自動で新NISA口座が開設されています。

新規開設、別の金融機関に変更したい場合には、手続きが必要です。

NISA口座は1年ごとに金融機関の変更ができますが、商品の移管はできないのでご注意を!

つみたてNISAの設定は引き継がれる

つみたてNISAは金融庁が選定したファンドへの投資です。

そしてこのファンドはすべて、新NISAつみたて投資枠でも採用されています。

そのため、つみたて設定も自動で引き継がれます。

ただし、今までは月々33,333円しか設定できませんでしたが、今年からは月々10万円。

さらには成長投資枠でも同じファンドを買付できるので、年間360万円。

つみたて額を増やしたり、ファンドを追加したり、今までの運用を振り返る機会になりますね。

一般NISA口座でのつみたて設定は要注意!


ところで、一般NISA口座でつみたて設定をしていた場合はどうでしょう?

一般NISAの場合、新NISA成長投資枠に採用されなかった商品もあります。

その場合、つみたて設定は解除されます。

採用されてる場合は成長投資枠に引き継がれます。

まとめ

新NISA制度は2024年1月4日からスタートです。

現行NISA口座から新NISA口座への移行、何も手続きをしなくてもスムーズな移行ができそうです。

しかし折角、制度の拡充が・恒久化が実現したのです。

投資額の変更やファンドの選定など、改めて投資に向き合う機会にして頂ければと思っています。