2024年3月 相談件数&テーマ報告

みなさん、こんにちは!

FPoffice結い代表の鈴木幸子です。

さて早速ですが、今年から毎月の延べ相談数を公表することにしました!

目的としては、暮らしやお金の相談を迷っている人のきっかけになるためです。

今月の延べ相談件数39件(業務委託含む・1H以上)

10-30代 17件 40-50代 12件 60代以上 10件

延べ件数なので、1組で2-3回来店された件数も入っています。

今月は全世代の幅広く、印象深い、ご相談依頼が多かったです。

どんなタイミング・テーマで相談したの?

SNS詐欺被害とセカンドライフ相談

ご本人の同意の上で掲載させて頂きますが、以前、大手企業を長年勤めあげ、退職金や年金のもらい方をご相談しにいらっしゃった方です。公的年金がもらえるまでは退職後も仕事をしながら過ごし、趣味や家族との時間を大事にされている印象でした。

その方から久しぶりにご連絡を頂いたのですが、驚きました!!数週間で、退職金だけでなく借入までして、投資資金にしたにもかかわらず、投資サイトのアカウントを凍結、出金ができない、という内容だったのです。

まずは借金の洗い出しからスタートです。あと数週間で多数の消費者金融への返済が始まってしまいます。様々な検討に寄り添い、結果的には企業年金などを前倒しでもらうことで難を逃れましたが、これからのセカンドライフ資金を失ったのですから、まだまだやるべきことはあります。今後は、弁護士の力を借りて、個人口座の凍結や追及をしていくとのことでした。落ち着いた生活が送れるようになるまで、しっかりとフォローしていこうと思っています。

SNSで知り合った人、LINEでのやり取り、複数の個人名義口座への振込、今思えば違和感だらけの取引ですが、渦中にいる時には期待や焦りや不安など、様々な感情を処理しきれず、詐欺師の思い通りになってしまったのだと推測しています。

そして何より、誰にでも起こりえることなんだと強く思いました!!第三者だから寄り添えることもある、お困りの方はご相談ください。

退職金と年金のもらい方&資産運用相談

年度替わりということもあり、キャリア転換やセカンドライフに向けた相談が増えています大手企業の福利厚生は複雑で、企業負担の退職金や企業年金、給与天引きでやっていたもの、民間の個人年金や終身保険など。今までは会社がすべて管理してくれていたので知らなかった健康保険や公的年金、税金の種類や払い方などなど、混乱される方ほとんどだと思います

一括でもらえば「退職所得控除」とか、年金だと「雑所得」と言っても、はてな??という段階からスタートです。年金の繰下げ受給においても税金や保険が絡んできます。ただこれを機に、セカンドライフに関連する様々な制度や税金のしくみを知ることになるので、お勉強して頂いています。セカンドライフを生き抜くための準備ですから、お時間をかけて少しずつ・・。

資産運用にご興味をお持ちの方が多いです。マイナス金利が解除されても預金ではインフレに負けます。まだお仕事をしているので預金を運用に回したい、というニーズは高いですね。ただ無理は禁物、理解度に合わせて始めて行かれるようにアドバイスしています。セカンドライフはまだ、30年以上ありそうですからね。。

幸いにも金融庁主導でNISA拡充、恒久化・無期限での非課税運用ができるようになりました。つみたて枠のラインナップは、金融庁の有識者会議が決めたルールに則って整理された、長期つみたて投資に適切な投資信託で、理解しやすくなっています。成長枠のラインナップは自由度がありながらも資産形成に不適切なものは排除、自己資金で社会参加する手段としても魅力的です。応援したい会社や運用スタイルに投資をしたり、株主優待をもらう、などですね。

個人事業主のライフプラン相談

個人事業主の社会保険は、サラリーマンに比べると少ないですが、ライフプランに合わせて様々な社会保険制度を選べるよういなっています。プランニングによってはサラリーマンよりも手厚い社会保険を備えることも可能です。小規模企業共済、iDeCo、国民年金基金などはすべて所得控除の対象ですし、国民年金基金は基礎年金に上乗せできる終身年金。

制度を理解し、仕事や家庭の状況に合わせて選択・実行していくことで安心の未来を創ることも可能です。情報格差が出やすい部分ですので、まずは知ることから始めて頂いています。

まとめ

4月は新年度、進学や就職などライフイベント盛りだくさんですね。暮らしとお金のこと、気になったらお気軽にご相談にお越しくださいね!日々、情報更新・自己研鑽しながら、皆様を応援し続けます!