こんにちは!みんなの知恵袋 FPoffice結いの鈴木幸子です。
住宅購入を検討する際に、頭金とローンの割合について悩む方がいます。
もちろん正解は一つではないですので、私のスタンスをお伝えします。
結論としては、入れる必要性、優先順位は低いと思っています。
その理由は?
お金が無いから、フルローンと言うわけではありません💦
1.住宅ローン減税の目的が、債務者の金利負担軽減、だから。
金利負担軽減なら、ほかのライフイベントの優先順位を上げよう!
2.団体信用保険が付保されている場合、支払免除される可能性がある。
支払い免除された時、手元資金が多い方が、その後の暮らしに活かせる。
3.教育費や車の購入時に、ローンに頼ることになるかもしれない。
住宅ローンより高い金利で、短期間の借入のため家計を圧迫。
4.頭金にせず、iDeCo制度やNISAで運用することでインフレに備えたい。
iDeCo制度の掛金は「全額所得控除」のため、掛金に対して所得税5%以上、
住民税10%の税額が毎年安くなる。もちろん運用益も非課税。
NISA制度は、資産運用で得た利益が非課税であり、
既に起きているグローバル社会における日本のインフレに対応できる可能性がある。
世界経済の成長に「連動する資産」を持つことができ、不確実な未来への備えとなり得る。
余談ですが、住宅ローンを借りる際、変動金利を選ぶなら、資産運用は必須だと思います。
住宅購入は、家族の未来を真剣に考え、家計全体を見直す、いい機会です。
資産運用や生活保障、税制、土地・建物選び、相続対策などもしていきたいですね。